ブラジル式フットサル講習会

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体育にフットサル反対?ミニサッカーに・・・

「体育にフットサル反対、ミニサッカーに」
という記事が出ました。

学校現場の負担が大きいことが理由のようです。

 

記事が出てから様々な反応がありましたし、

私自身フットサルを指導しているのでモヤモヤしています。

しかし、一番大事なことは、

「子どもたちにとって何が良いのか?」

ということではないでしょうか。

 

結局のところ、学習指導要領に「フットサル」と「ミニサッカー」

のどちらを明記するのか、という言葉(文字)にこだわっている人が、

必要以上にことを問題視してしまっている気がします。

 

おそらく、「フットサル」とすることを反対、

「ミニサッカー」とするべき、「ミニサッカー」を

体育でやるべき、と思っている方の多くが

フットサルの本質を理解されていないはず。

 

そして、

「フットサル反対、ミニサッカーにするとは何事か」


と感情的になってしまっている人も

フットサルかミニサッカーかという言葉に

振り回されてしまっているのではないでしょうか。

 

実際に体育の授業を受ける子どもには、

学習指導要領に記載されている言葉が

「フットサル」でも「ミニサッカー」でも、

どちらでも良いと思います。

プレーする本人にとってはどうでも良いことです。

なぜならば、10歳ぐらいの小学生が、

「フットサルならではのプレーはこうだ!」

「お前のプレーはフットサルじゃない」

なんて言いながら(感じながら)プレーは

しないでしょう。

 

恐らく、ボール技術に優れる子ども、

足が速い子どもが大活躍して終わると思います。

体格が小さい子ども、足が遅い子ども、

ボールを上手く扱えない子ども、

大人しい子どもや優しい女の子たちは

ボールに触ることも出来ず、ただ傍観者として

体育の授業を終えるのではないでしょうか。

 

フットサル、ミニサッカーという言葉は

本当にどうでも良いと思います。

 

学校の体育で行うボール競技は

完全にエンジョイで良いと思います。

その中でルールを守ること、

協調性を身に付け仲間と共に目標を達成すること、

その競技の楽しさを知ってもらうこと、

コーディネーション能力を身に付けること、

を付加価値として取り組んで行けば

良いと私は思います。

 

体育が嫌いな子どもは大勢います。

身体を動かすこと自体、好きではない

子どももいます。

そのような環境で、学校の体育で

サッカーエリートを育てることはできないし、

指導の専門家ではない学校の教師が

複雑なクラス編成の中でちゃんとした

サッカーの指導を行うことは難しいです。

プロでも難しい。

 

だからこそ、体育の授業は前述したエンジョイメイン、

+付加価値で4項目で良いと思います。

学習指導要領に書かれている言葉は

「フットサル」「ミニサッカー」

どちらも良いです。

 

しかし、一つだけ譲れないことがあります。

それは、狭いコートで少人数でプレーすることです。

少人数であれば全員がボールに触る機会があります。

ボールに全く触らないで授業が終わることがなくなります。

狭ければ混戦になるため、多少ボール扱いが上手くても

一人で全てやって大活躍することは難しくなります。

もし、あまりサッカーが得意ではない子どもが

サッカーが得意だと言われている子どもから

ボールを奪うことが出来たら自信になりますし、

周りの見る目も変わります。

 

これは狭いコートで少人数だから可能なことです。

大きなコートでプレーしていたらスペースに

足の速い子どもがボールを運んで終わってしまいます。

面白くないです。

 

誰もが楽しめ、コートにいる全員が楽しめる、

それが少人数制の良いところです。

小学生年代では「狭いコート」と

「少人数でのプレー」に拘ってもらいたいです。

 

さて、ここから余談になります。

 

私がブラジルで学んだことは、

ブラジル人にとってサッカーとフットサルに

対して思い入れはないということです。

どちらもフットボールです。

 

「今日は外か?それとも中か?」

ブラジル人にとってサッカーとフットサルという

言葉遊びはありません。

ボールを足で扱う競技は全てフットボール。

外でプレーするものがフッチボウヂカンポ(芝のフットボール)。

室内がフッチボウヂサロン(室内のフットボール)。

 

ようするに、外でやればそれは外のフットボールで、

室内でやれば室内のフットボールということです。

外でプレーすれば5人対5人でもサッカー。

室内でプレーすれば11人対11人でもフットサル。

スパイクでも足裏で上手くプレーするブラジル人。

体育館でも足裏を一切使わずに超絶上手いブラジル人。

今の自分の指導の基礎はブラジルにあります。